最近のBMW Motorradのコンセプトモデルから市販モデルに至るまで少々変わりすぎじゃないかと思うのです。

まぁ、ずいぶん昔に比べたらコンセプトモデルとの相違は雲泥の差ですが。
BMW MotorradからUrban Mobilityに属するEVスクーターCE02がコンセプトから晴れて実車へとリリースされました。先行で発売しているCE04の弟ポジションで普通免許乗車可能な250ccクラス。
R18の時もそうでしたが、コンセプトモデルから比べ実車が全く別物になったと言うのではなくて90%はコンセプトの雰囲気を残しているのですが後の10%に何か根元的な要素が欠落していて、それがとても残念なスタイリングになっているような。そんな感じ。
BMW Motorrad Concept CE 02



https://www.bmw-motorrad.jp/ja/experience/urban_mobility/concept-ce02.html
そう感じさせる要因の一番はボリューム感。各パーツで構成される接合部等のライトな感じが削がれてしまっています。これはR18も同じ。個々のパーツがリアルになるのは仕方がないとは言え、このボリューム感に構成されるトータルバランスが『何か違う』決定的な要素なんじゃないかと。
せめてカラーリングだけでもライトなイメージを残してほしかった。全体にダーク色でまとめられて余計にライトなコンセプトで言う『アーバンモビリティ』に見えない。アートワークなんかはコンセプトのまま出来たでしょうに。
アーバンモビリティ『Eパルクーラー』というジャンルだからそこ実用性二の次で尖ったデザインであるべきだと思うのです。どうせ富裕層かマニアしか買わないのだから。


The BMW CE 02
https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/urban_mobility/ce02.html#/section-xin-shi-dainodezain

安全規制からくるもので、デザイナーも泣く泣くだと思いますが、やっぱり残念なのだからしかたがない。個人ブログだから好き放題書かせてもらいました。
そのCE02ですが同社によると電動アシストでもなく電動スクーターでもない大都市での移動をスマートにする『Eパルクーラー』という新ジャンル(先に書きましたが)


コンセプトモデルよりもフレームに動力が収まり、EVのネイキッドという印象が強くなっています。航続可能距離が90kmと都市乗りでは十分な距離です。スペック的にはハイスペックなので、もう少しデザインにその余裕を振って欲しかったとは思います。
ホイールはディスクホイールでこれもカッコいい。フロントのセンターの辺りは穴?があるようですが・・
それでも車両重量が130kgでEバイクとしては軽量で取り回ししやすそうです。
価格は130万円辺りで、日本リリースの発表はありませんがBMW Motorradジャパンのwebサイトで紹介されているので発売も近々かもしれません。