コンチネンタルがIAA MOBILTY 2023で次世代のブレーキシステムのロードマップとセミドライ・ブレーキシステム(Future Brake System;FBS)の追加受注を発表しました。
一言で言うとリアアクスル(後車軸)を電気機械式で制動させるもので、ブレーキパッドからの摩擦熱からくるCO2排出及び粒子状物質排出の削減、ブレーキフールドのゼロ化と、自動車メーカーにとっては朗報。

驚きなのは受注売上予想高は既に20億ユーロ以上に達していて、北米の自動車メーカー向けの量産開始は2025年に予定されている超現実的なもの。
単純にブレーキディスク、キャリパーが不要になりバネ下重量が軽量化され、燃費も性能も劇的に変化するのではないかと思うわけです。
一方逆にブレンボ等のブレーキメーカーは存続の危機に立たされるわけで、これが2025年の現実なら戦々恐々ではないでしょうか。いや、もうそこは折り込み済みかな?
そして次のブレーキシステムはモジュール化。最終的に油圧は完全排除され全て『ドライ』に。
Safe and sustainable brake systems
Continental Receives Major Award for Semi-Dry Brake System Worth over Two Billion Euros