龍穴神社に続く2024年辰年のパワースポット巡りの旅。次は奈良県宇陀市室生ダムの近くにある龍が鎮まると書いて『龍鎮神社』へお参りに。

龍鎮神社が創建されたのはいにしえの昔、室町時代との説あり。その時代室生では、水を司る神である高龗神を祀る龍神が鎮座する聖地として選ばれたのが『室生深谷渓谷』そして宇陀市には同じく『龍穴』を奉る『龍穴神社』もあり、室生という地は龍神が降臨する地なのでしょうね。
そんな龍鎮神社は室生ダムの奥、渓谷の中に鎮座しており、もう川の中と言っても過言ではない場所に祠が奉ってあります。
その場所は今でこそ秘境で人も寄せ付けないと言う訳ではなく、室生ダムからも歩いて1km強、側道である『りゅうちんばし』から歩いて直ぐの所にある比較的アクセスがしやすい神社です。とは言え室生ダムが出きる前やその昔は相当な秘境渓谷だったのでしょうね。今も草木はうっそうとしていますのでトレッキングとまでは言いませんが動きやすい足元がおすすめ。
交通機関はやはり車がベター。側動の『りゅうちんばし』の側は道が若干広くなっているので、そこに路駐で6~7台は停めておけます。


渓谷の入り口は案内標識が小さくあるくらいなので目的が無いと見落としそうです。

そこから渓谷を進むと本当にこの先に社が?と思いますが、流れる水の透明度を真下の渓谷に見るとなんとも神聖な場所だと予感させる場所。




さらに進むと鳥居を拝む前に谷底に鎮座している祠がまず目に入ります。そこから先数メートルの崖の上ヘアピンカーブに鳥居が。

鳥居をくぐり抜け階段を祠の方へ降りていく途中に深いエメラルドグリーンの底が見える程の透明度が高い滝壺が。

「龍鎮の滝」と呼ばれているそうで、滝そのものは落差約4mの渓流瀑ですが、龍神が棲む様な神秘さがありますね。
龍鎮の滝壺から溢れ出る水流が巨大な岩石の上を流れていく様も見ごたえありで、その空間に立てるのもレアな体験。


お詣りは祠の正面に簡易的な小屋が建っていてそこに本坪鈴(あの鈴が付いたガラガラ。ほんつぼすず)がぶら下がっているのでそこからお詣りする様になっていますが、大半の方は祠の前まで近づいてお詣りされていましたね。

この祠の前を流れる川の水は透明度が本当に高くて、近くで見る滝壺はとてもきれいです。

駐車場
りゅうちんばしの側道に路駐と書きましたが、駐車場としては室生ダムの駐車場が最寄りの駐車場で、そこから歩いて龍鎮神社まで歩いていくのが正規ルートみたいです。室生ダムには龍鎮神社までの案内看板もあり、そこには「りゅうちんばしの近くに車も数台駐車できます」と記載もされているので路駐禁止とまで厳しくは無いようです。橋まで約1kmなのでべらぼうに遠いわけでは無い距離ですが、道が狭いので横を通過する車には気を付けて。
御朱印
はありません。近くの神社が代行を勤める事も無い様です。
室生ダム

奈良県の水瓶で歴史も古い重力式コンクリートダム。2024年初めは全国的に水不足と言われていますが、見た目的には水位は十分そうでした。素人目ですが。
辰年のパワースポット巡りの旅。龍が鎮まる場所としての秘境の神社。こんなに辺鄙な場所なのに次から次へと参拝者が続く神社でした。