◼️環境設定オプションの設定で『インド言語のオプションを表示』することで可能になる。
※ただし、2018年実装の機能なのでver.23(cc2019)以降での機能です。以前のverの方はわからないです。

お仕事でadobeを使用しているとプリンタの関係からver上げられない事ってありますよねー
そんな方には申し訳ない解決なのですが、お仕事でイラストレーターを使用していると日本語以外の文字の入力を求められる事がまれにあります。もちろんアラビア語なんて書けないし読めないので、アラビア語圏ネイティブにtextをmicrosoft系のソフトで文字組してもらう。そのtextをコピペでイラストレーターのフォントに貼り付ける訳だか、例えば『DAILY』のアラビア語がこんな感じ

そのまま東アジア言語圏(日本語)で使用しているイラストレーターのデフォルト設定では文字の順番からフォントの文字からして違う姿と挙動になる。どうしても文字組してもらったtextの通りにならない。そんな時はイラストレーターの設定項目で対応できます。その設定項目がこちら。
◼️環境設定(control+K)
『インド言語のオプションを表示』にのチェックを入れることで

『段落』『文字』『OpenType』『文字スタイル』『段落スタイル』インド言語に最適化される。これでインド言語が使えるコンポーザーのロックが外れる。
対応しているインド言語は以下の通り
- ベンガル語
- グジャラート語
- ヒンディー語
- カンナダ語
- マラーティー語
- オリヤー語
- アラビア語
- バンジャーブ語
- タミル語
- テルグ語
そうすれば、段落オプションにインド言語のコンポーザーが表示される

中東言語および南アジア言語のコンポーザーにチェックをいれる。するとコピペで貼り付けたtextの書体が劇的に変化する。こんな感じ。
上側が中東言語にチェック。下側がadobeのデフォルトのまま。コンポーザーのチェックを入切するとフォントがコロコロと変わりますよ。

コンポーザーの2種類のその違いは以下の通り
単数行コンポーザー
どこで改行するかの判断を1行単位でする
段落コンポーザー
改行位置を段落単位で決定し、極端に字簡のスペーシングが崩れないよう調整されます。
行と段落やコンポーザーの簡易おさらい
最後に文字組する時にやたらと目に触れるワードのおさらあを書いておきます。excelやwordでとてもよく目にするワード。国語の授業のおさらいです。
行
句点までとは限らず、文書の端から端まで横方向の文字列全てを指す
改行されるとそこから2行目
段落
段落記号=改行マークの後ろから次の段落記号=改行マークまでの塊
単純に次の行へ移動したならそれは改行。
文書などで文字の先頭に空白や1.2.と記号がある時などはその塊が段落
コンポーザー
世界に多数ある言語に合わせた文字に対するレイアウトを違和感なく組むシステム