ホテルの宿泊券が当選、有効期限をすっかり忘れていて気がついたら期限間近。
せっかくだからと急ぎ当選した宿を予約。その場所は伊豆『アンダの森』グループのホテル。大阪にグループ会社のホテルがあってそこで当選したのです。
伊豆へ行くなら富士山も一緒にみようと言うことで『アンダの森』ともう一つ、富士山が見える宿泊施設を検索したところやはり世界の富士山。富士山を見るためのベストビューを持つ宿は何ヵ月も何年先も都合の良い日は予約で一杯、さすが富士山。眺めるだけでこんなにも人を魅了させる山は他にないですね。
皆、富士山が好きなのねぇ
でもなんとか見つけたお宿『別墅然然』そこを予約して行ってきました富士山と伊豆。
せっかくの富士山なので、富士を見ることが大イベントなのと、早めに旅館に付きたかったというか、色々と利きワインの飲み放題プランやお茶室オプションを付けていたので宿での楽しみが多く、アーリーチェックインで宿に付くこと目的なので、多分移動だけで1日終わると思ったので全くの無計画での出発。
途中、かみさんと全くの無計画だねーと話ながら宿までの道すがらもったいないとの思いで立ち寄ったのはここ。
富士パノラマロード
『富士山を真正面に身ながら一直線に登っていく道『富士パノラマロード』まるで富士に向かって駈上っていくかのような道で、ハイテンションに気分が盛り上がる道
富士山麓の阿蘇ミルクロード
富士にもミルクロードがありました。ビーナスラインとも言えなくもない。
場所は富士総合火力演習会場を横切る道で短いながらも気持ち良い道
そして初日はそのまま宿での楽しみのためにいち早く宿『富士山温泉別墅然然』へ。それでも到着は夕方になってしまった。
富士山を眺める角度的にはベストな角度ではではないでしょうか。距離感も適切。山頂の線上に雪が残った姿は葛飾北斎が選んだ富士だけあって5月はベストな時期
宿『別墅然然』富士山麓の鐘山温泉は無色透明ながら飲めば少し硫黄の味がする湯。湯船はお湯の排出口は炭酸が混ざる泉質です。
宿での一時を楽しむ様に施設のあちこちで楽しむ事ができて、ビールもワインも無料飲み放題プランで宿のあちこちにバーがあってもう夕食の前には飲み過ぎ状態。
2日目
無計画ながら、2日目はせっかく富士まで来たのだからやはり、河口湖からの富士をみるべきでしょう。あいにくの曇り空でしたが湖と富士山のベストビューですな。
北口本宮冨士浅間神社
ご神体である霊峰富士を奉る浅間神社は富士の回りにたくさんあって、訪れたのは北口本宮富士浅間神社
宮島の鳥居を思い起こすスケール感
葉の色が極彩色に輝くもみじ。葉も小振りで可憐なもみじでした。
富士山八合目駐車場
神社にお詣りをした後は富士スバルラインを通って富士山五合目まで
一番有名な登山口に行くことができました。登らないけど満足。シーズンはここから渋滞が始まる場所
アンダのおうち 伊豆高原
そしてやっと当選したホテル『アンダの森』グループのホテル『アンダの森』へ移動。
実はここで手違いが‼️ てっきり予約完了していたつもりが予約リストにその名前は無く、ここに来て焦りまくり。日にち間違えた⁉️
予約完了メールを見直すと『アンダの森』ではなくて『アンダのおうち』を予約していた模様
全く気付きやせんでした‼️
けっこう夕方で「今から~」と心折れましたが場所もそんなに離れていないみたいなので『アンダのおうち』へ。伊豆の海岸線沿いって、緑が鬱蒼としていて別荘地らしく人っ気があまり無く夕方と言うのも相まってて心細い感じでしたね。そしてやっとの事で到着した『アンダのおうち』第一印象は小さいお子さまの家族向けなの?これは失敗?と落胆・・・
チェックインの時にスタッフに『森』と『おうち』の違いを聞くと、『森は大人向けで』『おうちは小さなお子様の家族ずれ』ですかねぇと。また落胆・・・確かに館内は子供向けのテーマで溢れています。
で、かみさんも同じく落胆の顔でお部屋に入ってみると・・・
ホテルの部屋とは思えないプライベート空間。
まるでお友達のおうちに来たみたいにくつろげる場所。確かにインテリアの志向は若向きではありますがセンスも良くて落ち着かないなんてことは全くなく、むしろ備品の充実、TVの大きさ部屋の大きさやクッション等多分『アンダの森』というか一般のホテルでは味わえない充実ぶりで若い時のお友達のおうちに来た感覚。
ものの数分で「ここにして良かった」と大感激。備品のコーヒーも豆から挽いて楽しむ様に用意されていたり、冷蔵庫の中にはお子様も多くいらっしゃるのでしょう、1ℓのペットボトルが入っていました。心配りがとても行き届いていて感激です。
そのうえアルコールからソフトドリンクまで飲み放題ドリンクバー、マッサージチェア、なんと屋上からは伊豆の海が見渡せるという充実した設備に感動でした。(豪雨の為屋上は閉鎖されていましたけど)
食事タイムも2回に分けてあり、後半の食事タイムにレストランに行けば大人カップルが合計3組。我が家以外でもそんな人がいた。スタッフも親切でとても落ち着いた空間で夕食が堪能できた。そしてここにも飲み放題付きのビュッフェスタイルで日本酒アリーの焼酎、ワイン、ビールにたらふく飲みんですぐ寝た。
ご満悦。「今度もアンダのおうちに泊まりたいねぇ」って。現金なものです。
アンダのおうちのお風呂事情
お風呂は大浴場と家族風呂が3種類。家族風呂のサイズはどれも大きくゆったりサイズで家族で入るには十分なサイズです。庭園タイプとか恐竜とかありますが期待はしない方が良いですね ww。基本は小さい子どもの家族ずれが多いのでお風呂は皆さん家族風呂で入る方が多そう。
だからでしょう大浴場は大きな湯船を一人占めで楽しめた事。バレルサウナも後から増設されたようで清潔感もあって入りたかったですが、水風呂は無く水シャワーだけだったので遠慮させて頂きました。
それと、宿には無料ランドリーの乾燥機に洗濯機やそれぞれのトイレや施設内にアレルギー対応とか好みとか小さなお子様に対応された色々な種類のアメニティーがあるのも親切で、宿泊施設には普通無いサービスでとても満足できて、おかげでとてもリラックスした一夜でしたね。
3日目は帰路へと向かう訳ですが伊豆半島は前日夜中から不要不急の外出は避ける程の豪雨が降り続いているので直行で帰る以外選択肢がなく『アンダのおうち』から徒歩で行ける有名なリアス式海岸『いがいが根』もパスし豪雨の中Z4をスタート。
しかし、今回の旅の目的の1つである『わさび丼』。孤独のグルメで井之頭五郎さんがおかわりをした『わさび園かどや』のわさび丼(超有名店)を食べることは諦めず、唯一のプランであり向かう方向も帰り道に設定していたのでいざそこへ。
死ぬ迄に一度は食べてみたいと思い描いていたわさび丼。それも数年後しに思っているものだから期待度の想像が膨らみマックス。お家でもわさびとかつお節乗っけて食べてはかどやさんのわさび丼はこれ以上に美味しいだろうなぁと夢と期待を膨らませていたわさび丼
わさび園かどや
それがいけなかった。
平日のそれも豪雨のお昼時だからでしょう、来店客もまばら。逆に言えばこんなにも悪条件でもこの盛況ぶり。晴天の土日はいかなるほど‼️
そんな状況も期待度がさらに上乗せされていきます。
有名人だってたくさん来店
正面に販売されているわさびが気分盛り上げてくれます。もうこれ以上無いくらいの期待でワクワク
関東方面の方は辛いわさびを美味しいと感じるのであろうか。期待度がMAXってたのもありますが、我が家で見様見真似のチューブ本わさびを使ったわさび丼とさして変わらない・・(それは言い過ぎ)
ツンと鼻にくる辛さは風味も少なく只辛さだけが口に残る感じで、わさびには季節は無いらしいですが、もちろんその時の取れ高により出来不出来もあると思うのではありますが、同席していたお客さんか「美味しぃ」という感嘆の声も聴けなかった。というか皆さん黙々と食べていただけで、関東圏の方は人前でギャーギャー言ったりしないので心の中では「旨い!」と叫んでいたのかもしれません。
とにかく、念願のわさび丼は食したので満足と言えば満足。もう来ないかもしれませんが。
そのままわさび園かどやを後にして東名に帰路へと向かう訳ですが。その豪雨の峠道道を走っていると雨で濡れた標識『天城峠』の文字が。
そして道の駅『天城越え』
まさか、まさか、ここは・・・ここは石川さゆりの名曲『天城越え』その場所ではないだろうか。
そしてその次に現れたのは『浄蓮の滝』‼️
やっぱり❗今まさに天城越えしとるっ‼️伊豆だったんだ❗豪雨の中だけど。
浄蓮の滝
が。しかし、豪雨で曇る標識とお土産やさんを目にしただけの通りすぎ。
かみさんは何の感動もなくただ一人車内で盛り上がってました。
今から思えば豪雨でも行けば良かったな。
もちろん帰りの車内は石川さゆりの『天城越え』を何回も熱唱しながら東名を走り、我が家に到着の頃は豪雨もすっかり無くなりお土産の富士クラフトビールを堪能。スッキリ柑橘系のお味。
満足の最大の敵は期待だと言うことが改めて身にしみた富士山と伊豆の旅でした。