SS。いや、パニガーレは愛車にしたいと思っている。乗れるうちに。
とは思うがサーキットでタイムを縮めたい訳でもなく壮行会でスピードに酔いしれる事も無い。と言うか行かない。ライティングポジションも辛いし、1dayツーリングのリッターの少し大きいバッグでさえ取り付けが厳しい。基本パニガーレは早く走るためのバイクなのだ。
そんな尖ったところがV2になってマイルドになってしまった。そして確かにマイルドになっているし、あのカッコ良さに超絶引かれる。でもやはりスパルタンの領域であることは違いはなかった。なによりドゥカティからもサーキットまで自走で行って走って帰っても苦にならないショートツーリングも0Kなバイクって言ってる。シート位置も高い。ベタ足付きは出来ない。やはりオールラウンドのネイキッドと比べるものではないSSなのだ。


次に買うのはEクラッチだとおじさんは決めていた。車のレースだって今やATである。DUCATIがいち早くEクラッチに対応すると期待をしていたが、その期待は裏切られ、やはりDUCATIがSSに求めるのは『軽さ』みたいだ。『軽さ』の追及にEクラッチはまだまだ邪魔になるみたい。だからと言ってこれ以上増車しても乗らないバイクが増えるだけだ。はてさて困ったのだ。
豆知識
DUCATIの代名詞であるパニガーレはイタリア、ボローニャ地方の地名。メイド・イン・イタリア、『ボローニャ地方にドゥカティあり』と胸を張って世界に誇れるメーカーとなれるようボローニャ地方の代表的な道の名前を付けた逸話があり、まさにレースメーカーであるドゥカティを代表とするSSがパニガーレでもある。
ここでv2の特筆点を見てみよう
| 装備重量(燃料を除く) | 179kg | 
| ホイールベース | 1,465mm | 
モンスタープラスと同じ重量だ。あの大きなカウルを付けた状態なのに色々なものを剥ぎ取ったネイキッドであるモンスターと同重量にまで抑え込んだ技術力は目を見張るものがある。


ハンドルポジションも確かに前傾だが苦になるほどでもない。幅も肩幅弱でコーナーリングの取り回しも楽そう。軽さに関しては比較がモンスタープラスなので驚きは正直無かったが、ホイールベースが9mm短くなっているのだが直進安定性に不安は全くなかった。だが、SSには違いなかった。直進安定性は良いかもしれないがこの軽さは強風吹きすさぶ陸橋なんかは恐怖だろうなぁ。
モンスタープラス
| 装備重量(燃料を除く) | 179kg | 
| ホイールベース | 1,474mm | 


少しばかりどうしても許せないデザイン箇所はタンデムシートのちょび髭。それもシート生地の延長だ、タンデムシートなのだからそうなのであろうがそもそもSSなのだから形態はタンデムだとしてももう少し押さえて欲しい。それを補完するのがオプションの
シングルシートテールガード。¥53,845

ちょび髭感は黒の面積が少なくなることで多少抜けたが、もう少し減らしても良かったんじゃない?とは言うもののこのオプションは必須として、
ボティはマイアミブルーに塗ってホイールはシルバーの焼き付けにするのも必須だとすると・・・そんなに乗らないであろうのが目に見えているパニガーレ。中古車と言うのもありかなぁ
