純正なので多少価格は安価なものと比べて3倍程高価になりますが、凹曲面に貼るためフイルムの下の気泡混入を防ぐ切り込みが無いためフイルムの一体感がありキレイに貼れれば目立たなくなる良品。接着面も3Mが使用されています。

但し、その切り込みが無いがために凹面に貼るのも少々慣れがいるのも事実。ディーラーで施工してもらった場合本体価格2750円に対して工賃8000円が取られる代物です。
https://www.honda.co.jp/ACCESS/nbox/exterior/doorhandle_protectionfilm/index.html
ドアハンドルプロテクションフィルム クリア/厚さ約0.2mm/フロント・リア用左右4枚セット


N-BOX純正ドアハンドルプロテクションフィルムの貼りかた
でも、確かに慣れは必要(手の器用さもw)ですが、そんなに難しくないのでDIYでやってみましょう。
1.下準備
◼️貼る面の清掃。特に油汚れは注意。特別汚れていなければ脱脂するまでもないです。3mのノリの品質が良いのと、ピッタリ張り込めれば逃げる場所が無いので安定します。
完璧にするなら脱脂。
◼️石鹸水(スプレーが便利)
ご家庭の中性洗剤(食器洗い洗剤がたいていそう)を希釈します。
この希釈の割合が皆さん意見ありで色々ありますが、目的は『フィルムとドアハンドルの凹面に層を形成し、フィルムが張り付かないようにする』です。
張り付けたいのに張り付けない。一見逆の事をしますが、水分が乾燥すれば層はなくなりフイルムの接着面と凹面が張り付きます。
では、なんのためかと言うと、この石鹸水の層が位置決めと気泡を逃げやすくしてくれます。石鹸水の塗り立てはフイルムが動いて位置が決まりませんが、同時に気泡も逃げやすくなるので、貼り直しと気泡の逃がしが用意になります。
で、石鹸水の希釈の割合ですが、これも上記の様に洗剤が多いと滑る量が多くなり位置決めが何度も出来ますが接着成分に影響が出るので剥がれやすくなることもあります。
であるので、希釈の割合は貼るフイルムの面積により変化します。僕は施工業者ではありませんが、施工のプロは各自配合の割合をもっています。
原理が長くなりましたが、N-BOXの場合、貼る面積も小さいので、2~5%の希釈でしました。15%くらいでも大丈夫です。その方が楽に位置決め出きるでしょう。少ないに越したことはありません。だいたい1割希釈というイメージで。
2.施工
前置きが長くなりましたがさっそく貼ってみましょう。
作業は一瞬です。洗剤液を貼り付け面全体に多いくらい吹き付け、焦らずフィルムを貼ります。焦らなくてもOK


最初はズルズルとフィルムが動いて位置が定まりませんが洗剤液が乾きだすと同時に貼り付いてくるのでそれまでは我慢。といっても数十秒~数分。炎天下とかボディが暑い時は乾くのが早く、寒い時は乾くのが遅いです。
平らなフィルムを無理やり凹に張り込んでいくのですから最初は気泡も形もぴったりと合いませんが、中心を押さえるイメージで外に外に指の腹(が一番)で押し付けながら気泡を外へ逃がすイメージで何回もそれを繰り返します。
ある時洗剤が乾き始める一瞬で定着し始めます。その時に位置決めをしっかりとし、押さえて貼り付いた箇所から気泡を外に向かって押し出します。洗剤が乾かないまでは何度でもやり直せますので失敗したら又洗剤を噴き付けて再度チャレンジ。
その繰り返しの工程が平らなフィルムが曲面状に伸びて貼り付くようになります。
最初はズルズルと貼り付きませんが、ある時間が経つと貼り付きかける瞬間があるのでその時に一気に気泡を抜きながら押さえつけて定着させます。そのタイミングさえうまくいけばOKです。
長く書きましたが(文にして細かく説明すると長くなります)簡単です。

一番目立たない後部左手ドアで練習するのがお薦め!コツをつかんでから一番目にする運転席のドアの施工をする流れが良いと思いますが・・
4か所あるので1枚目から上手くできた方は一番目に付く所を最後にしてしまうと、同じ作業を繰り返すことになるので飽きてしまって当初の新鮮な気持ちが無くなるので失敗する確率が上がります。自信のある方は飽きないうちに運転席のドアを貼りましょうw


この様に凹面にピッタリ貼れます。少し離れれば透明なと、凹面で光が乱反射して貼っているかどうかさえ、まったくわからないです。
DIYでも簡単にできますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。切り込みが無いのでキレイに見えますよ。
ドアバンドルプロテクションフィルムを貼った顛末
ドアハンドルの凹の箇所は長い爪の人には何かと傷がつきやすいところ。前のN-BOXもバンドルの凹は絆だらけでした。
なので新しいN-BOXはドアプロテクションフィルムを貼ることに。但し新しいN-BOXには先日セラミックコーティングで硬度も強化しているのと、あまりのツルツル具合にショップ様からは「ステッカーが貼れないと良く言われるのでもしフィルムを貼るなら脱脂してくださいね」と言われており、脱脂をすればせっかくのセラミックコーティングが落ちるので、嫌だなぁと思ってたのですね。ショップ様曰く
関連記事 : N-BOXへセラミックコーティング
「どうせフィルムを貼ればその表面はフィルムの表面になるのでそもそもセラミックコーティングではなくなる」との意見も。まぁたしかにごもっともなんですが・・・
せっかく9Hの硬度のセラミックをしているのでこのまま何もしないという選択肢もあったのですが
とはいえかみさんの「どうしても」と言うリクエストにお答えしてプロテクションフィルムを貼る事となり、脱脂せずに貼ってみた所、上記の様にキレイに貼れたという訳です。
凹面という事と3Mの粘着が強力だったのでしょう。浮き上がることなくぴったりと貼り付いています。