そのカラー名通り確かに『マスタード』だ!イエローって言われると「ちょっと・・」って思うけど

逆に

『マスタード』ですけど何か?
って顔面寄せてきそう。カタログモデルとして、見た印象よりずっと彩度が低い黄色。まさにマスタードと言うカラー名だとすればこんな色なんだろう。発表時から最終調整しただろうかと思わせます。
一見ソリッドですが、少し変化のある派手ではない反射をしていますので、パールかマイカ混入だと思われます。ほんの微妙な乱反射。柚子肌もしっかり抑えられていて国産車ではトップクラスに少なくてとてもキレイ。最初の印象は暗っ!と思ったけど見慣れるとこれもありかなと見慣れてくる。だけど朝起きて再度見たら暗っ!って思う色。
ポルシェのレーシングイエローとは言わないまでもここまで柚子肌が抑えられたらマイカ混にしなくても明るいソリッドで十分戦えると思うのになぁ。

だけど日本市場はソリッドが普及しないですよね。日本人はニュアンス好きなのかなぁ。
後、確かな理由の一つは塗装の厚さではないかと思うわけです。どうしても欧州車のプレミアムブランドと比べてしまいがちですが(そもそも比べる対象が違う)プレミアムブランドのソリッドって塗装の厚みが厚い。特に上塗りのクリア層が厚いですね。これだけで光沢と深みが膨張されてソリッドが逆に高級感を醸し出してくる。だけどそれは単純に塗料の材料費がかさむコスト直結という事になるのだけど。
そういう物理的な手法が使えない場合はパール、マイカ混はコストを抑えながら高級感が出せる色ではあるのですが・・







写真に撮ってもマスタード感がわかるくらい彩度が低い。印象数値ですが、PANTONE110C位。

と言う事で彩度のあるイエローのイメージが強い印象を持って見に行っただけにこのマスタード色は少々残念な色。大人っぽいと言えば聞こえは良いが濁りを感じる色です。今やプリウスこそ車格として、スポーツカー寄りのセグメントになったのだからもう少しビビッドであって欲しかった。
現在プリウスはどこの販売店でも売っているのでどこで買ってらいいの?ってなりますが、見せて頂いたのは『大阪トヨペット藤井寺店』様。とても大人気店で、営業様の対応を見ていてもわかる気がします。