公共 ? の道路のそれぞれの領域
いきなり、強烈なタイトルで申し訳ありません。
昨今の車事情から、ちとばかし気になったもので書いてみました。
先日の朝の通勤時間帯、前から来る自動車にひき殺されそうになりました。(恐怖)
それは僕の家から駅まで向かう道で起こりました。道と言っても河川敷の堤防道路。道幅は軽自動車がすれ違えるか違えないかの、部分的にはすれ違えない狭さの堤防道路と言われる尾根。それに加えて、道の路肩には雑草が高い時では背丈ほど成長し道のセンターに覆いかぶさり、トンネル状となる見通しは良いとは言えない道なのです。

舗装はされているのですが、そんな自然の地形の上に無理やり舗装しているものだから路肩はアスファルトが崩れて土が見えちゃって、土の部分は水たまりがあってそこを車で通るにはオフロード車でないとためらう。そんな道です。

ちなみに僕は車ではこの堤防道路は通りません。Z4の場合は車幅や前後の感覚が掴みにくくて、軽自動車がすれ違えるかどうかの細い道はなるべく通らないようにしています。
併せて最低地上高も低いわけです。
なので、もし通行したらば必然的に路肩によって走るという事になるのですが、路肩もアスファルトが崩れていて。ここまで書いて田舎ですね~本当に。^^;
脱輪なんどしてみたものにゃ、ガリ傷が付きまくるのは想像できまくりです。
しかし、一番の理由は歩行者さんや自転車さんと同じ道を共有するという事。この狭い道幅で自転車さんや歩行者と隣り合わせで走るなんて、歩行者の立場から見たら怖くて走れたもんじゃないです。

そんな一級河川の支流にあたる川の堤防尾根道ではあるものの、僕の家方面から最寄りの駅に行くにはその堤防道路を通らずしては行けないとばかりに直線的にその道があって。仮にその道を通らないとすれば山を一山超えるか、大通りを迂回をしなければならず時間的にも倍近くかかってしまうという地形なのですね。
最寄り駅までの距離も自転車で15分と、あり徒歩で最寄り駅までを移動で利用する人は皆無な訳です。
もちろん車の場合は自力で移動している訳ではないので、山超えて、迂回してなんてのは苦じゃないのですが。

そんな地形条件から通勤時間帯に限らず、急ぐ人や渋滞に辛抱ができない人の自動車さんの抜け道に利用されている訳で、けっこうなスピードでかつ自転車や歩行者を抜き去るときもノンブレーキで突っ走っていく。
そんな道なのでバイクや自転車さんは平坦な事もあり楽して最寄り駅まで行け、ラッシュ時には途絶えることなく良く利用する道なのです。

それはここで起こった
先日、僕は自転車で通勤時間帯の朝の7時過ぎに走っていたんです。普段は危ないなと感じながらも車とすれ違う時もある程度の距離は空いているので、そんなに恐怖を感じることは無かったのです。

がしかし、この朝は対向前方20~30mに白い軽自動車の運転手さんがが何か、挙動が少し変だと感じたのです。具体的によそ見をしているとか、助手席のものを取るとかそんな具体的ではないほんの一瞬の違和感を感じ取った。その瞬間。
見えているのか見えていないのか?急激に僕が走っている路肩へスピードを弱めるでもなく向かってきたのです。

向かって左手は川の土手、心理的に路肩のアスファルトが無くなっている所へ踏み込むのは躊躇し、アスファルトの端ギリギリの所でただ身をすくめ、自転車のブレーキをギュっと握りしめ硬直しながら立ちすくんでいたのです。
「怖ぇー」と声に出して右側を0センチの距離で通過していく白い軽自動車を右側全面で感じました。
幸いにも何事もなく無事に済んだのですが、過ぎ去った軽自動車を振り返る余裕も無く、ただ恐怖に体をすくめていました。その時間たった数秒。命はとりとめたものの生きた心地はしませんでした。
さて、軽自動車の運転手さんはどう感じたのか、故意なのか、わき見なのか、焦ったのかそうでは無いのか。故意であればとても怖い事ですが、(そもそもそんなに恨みを買うほどの事をしているとは思えない)その後、同じ事は起こっていないので故意ではないとは思いますので、タイトルの引き殺されるというのは正確には当てはまりませんが、であればわき見と言うこと。すれ違う前、一瞬挙動がおかしかったこともあり、相手も相当ビビったと思うわけですね。
「天端」
さて、堤防道路。公的には河川の管理用道路として定められておりその名称は「天端」「てんぱ」と呼ばれるそう。河川が氾濫などした時等特殊車両が通行、 河川巡視、水防活動や災害復旧工事 河川の異常事態に対応できるようにガードレール等の作業を妨げる恐れがあるものは設置してはいけないと定められており
そしてその天端が含まれる堤防はあくまでも河川管理用の道路という事になり、その管理はその河川の所有者によって定められており、行政の管理下におかれるものであれば道路交通法が適応されるという場所で、もしその所有者が個人であるなら道路交通法は適応されないという非常にグレー域な訳です。
という事はこの堤防道路は隣を流れる河川の管理者を調べて、その管理者が市町村なのか、個人なのかによって交通法が変わるわけです。
これは骨が折れそうですね・・・
いずれにせよ、堤防道路を利用するのはできる限り避けたいと改めて心に誓いました。