カーボンニュートラルの盛んなヨーロッパにあってもバイク事情に関しては情報が少なく、この先の動向が良くわからないバイク動向
その渦中にDUCATIは新型のMONSTERを発表。これが最後の内燃機関MONSTERになるかどうかさえわからないですが、2021年11月に車検を迎えるMONSTER821をどうしたものかと乗り換えを視野に入れつつ見積もりを取りつつ新しいMONSTERに会ってきました。
今、乗り物を買うのはとても難しいなと思いながら向かったのはいつもお世話になっていますDUCATI大阪EAST BANNERさん。
新しいMONSTERはノーマルとプラスの2種類。排気量937ccの1種類と絞ったラインナップ。排ガス(ユーロ5)規制対策?で内燃機関のラインナップを増やしたくないのか、過去は排気量違いを揃えていたのですが、2022モデルは1種類。併せて日本に入ってくるのはMONSTER+のみ。そもそもこの2種類を持つ意味は無いですね。
伝統のトラストフレームを潔く捨て去りパニガーレと同じくアルミの軽量フレームに変更しています。その恩恵はとても大きくて見た目のスリム化とまたがった時の脚付きの良さ、何と言っても実質の軽さ。
跨っただけでその軽さを実感できる位。
シートは取り外し式ですが、前のシートのみ取り外せます。新型ではリアフェンダー部分が固定でタンデムを考えている人やそこにケースを取り付けている方はプラスチックのフェンダーパーツのみを外すイメージ。
純正のオプションにはタンクバックのみラインナップされています。
ヘッドライトはMONSTERの弱点だった光量の無い暗かったヘッドライトをLED化で夜でも安心の光量アップ。併せてリング型のデイライトが点灯し一見KYMっぽいですね。そのデイライトも法規制の通常の光方と更に明るい二段階調整ができます。
ウインカーの扱いにくさも改善されていてストレスは無い様です。自動で戻る機能は無いですね。前後ともにシーケンシャルでサイズは小ぶりでスマートになっても視認性は確保。
フロントのウインカーは本体に沿って配置。飛び出しウインカーでは無くなっています。
マフラーも小ぶりになり単調な面が少なくてなって純正でも十分にかっこいい。少々溶接の処理が雑
トラストフレームだったところに位置するアルミフレームは樹脂のカバーで覆われていますが、そこには細かなパターンのエッチングが施してあり安っぽさを感じさせません。
メーターはもちろんギアポジション表示付き。現在の821は何回幻の7速に入れた事か。タコメーターは回転式に変更されてレーシーになってます。
給油口は共通品。
そして軽量化と同時に消えた装備品も沢山あって、
- ヘルメットロックは相変わらず無し→ワイヤーロックさえ取り除かれていました。
- 収納も相変わらず無し→それでも申し訳なさ程度についていた空間もリヤフェンダーが固定式になったので、シートの下に大きさA6程度の凹があるだけで、ここにETCを入れれば他は何も入りません。車検証も入れるスペースが無い・・・
今回見積もりに追加したオプションは以下の通り。ヒーターグリップを付けられるのを知りませんでした。今回のMONSTERからヒーターグリップが取り付け可能です。
- ETC
- フロントフォークスライダー
- テルミニーニョのサイレンサー(車検対応)
- エンジンアンダーフェアリング
- ドラレコ
- デカール各種(塗装対応)
現在、リリースされたばかりなので、まだ供給されていないパーツも沢山ありサードパーティ製のリリースを待つ部品も多数。
エンジンスライダーが無いのは少々痛い。
10月に注文をして納車は2022年の2月頃だそう。乗らない冬の間納車を楽しみにするみたい。その間にサードパーティーからパーツがリリースされればいいですが。
これが上記のオプションを装着したコンフィギュレーターです。タンクの色は変更しようと考えているので、カラーリングは自分で変更しました。(コンフィギュレーターにはこの機能はありません)
イメージはポルシェのマイアミブルー。
ブルーの難しいところはあまり彩度を上げると安っぽくなるところ。若干の彩度を下げようかどうか・・思案中
もう一つはアシッドグリーン
なにぶん全体はネイキッドらしくてカウルも無い黒の量が多いのでポイントカラーが分散するので悩みますね。