愛車MONSTER PLUSには冬の事を考えて新車時からヒ―テッドグリップを付けました。
そして到来した冬の防寒対策、一度は試してみたいヒ―テッドグリップのレビューをしたいと思います。結論的には
「手がかじかんでどうしようもない事は全くなかった」
良い点は薄手のグローブそのままでいられる事。

それでもインナーグローブはしていますが
これはとても大事だと思っていて、クラッチワークやブレーキワークにはなるべく手の感覚を大事にしたいのと、防寒グローブは厚手になるものが多く、指先の余りなどどうしてもジャストフィットせずにブレーキレバーを握るとき違和感がありヒヤッとしたこともあるので、グローブは薄手が重要かなと思っています。
クラッチワークに関してはオートシフターを付けているので非搭載車に比べれば段違いにクラッチレバーを握る回数が少なくてグリップ握りっぱなしである事が多いのですが、ブレーキは変わらず。特に緊急時にブレーキワークはつきものですので薄手のグローブである事の意味はあると思っています。

その設定温度はhigh/mid/lowと3種類の温度設定が選べて、走行時にも簡単に変更可能。冬の早朝0℃近辺は流石にhighにしましたが、通常10℃以下はmidで十分です。
見た目も通常のグリップ径と変わらず見た目上の変化はありませんね。

Heated handgrips.

https://www.ducati.com/ww/en/accessories/ACC010994
¥46,574-
そして、マイナス点ですが
グリップを握る掌は暖かくなるのですが、やはり手の甲側、特に指先の甲側は冷たさをどうしても感じますのでグリップを深く握ると指先も暖かくはありますが冷え性の方には辛いかもしれません。こればかりは個人差があるので何とも言えませんが、ヒーティンググリップの特性上指先の甲側を温めるのは限界があります。
指先までポカポカで汗ばむくらいというのは無いです。

以前はあの燃えるようなエンジンに直接手を当てていましたが、それをする事は無くなりました。
そして、インカム操作や停車時にハンドルから手を離すと一瞬で温度が下がりますね。掌で温められていたハンドル直にある空気が一瞬で放熱されるのだと思います。

電気的に温めているのでそこまでチンチンにするのは無理もあるし、ハンドル回りの空気まで暖かくする程の熱量を放熱するとなるとグリップが熱くて触れない位の温度帯にしなければならないでしょうね。
元の体感温度に戻るのに体感で数十秒程度の少し時間がかかりますが、ヒーティンググリップで温められている手なのでそんなに寒いとは思いませんでしたね。
何度も書きますが、
やはり手の甲側、特に指先の甲側は冷たさをどうしても感じますのでグリップを深く握ると指先も暖かくはありますがこれは特性上どうしようもないかと。こればかりは電熱グローブに分があります。ポカポカで汗ばみますものね。
それでも厚手のグローブで中にバッテリーを入れる等しているよりは遥かにストレスフリーです。
もろ手を挙げて付けて良かったとは言いにくいですが、オールシーズンストレスフリーで春先や秋口、少し寒い時にでもボタン一つで何時でも活躍してくれる装備なので付けて良かったと思っています。


現在、ヒーティンググリップはコンフィギュレータのアクセサリーとして削除されていて選択できないことになっていますが、注文は可能です。