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生駒山の寶山寺(生駒聖天)へのちょい旅

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寶山寺。奈良県生駒市門前町にある真言律宗の大本山の寺院。山号は生駒山。本尊は不動明王に、ちょい旅。

生駒山の奈良県側の中腹、最寄りは近鉄『生駒』駅からケーブル『宝山寺駅』

ひとたび山門をくぐればそこには、狭い敷地に情報量の多い伽藍がひしめき合っている様に威圧されます。廃墟的とも見えるがそうでもない何か恐れのような多文化がひしめき合っている不思議な空間。山間にあり多い繁る木々が影になり常にジメジメとしていて苔むしっているのも影響しているかも。

初めて見た時『何か恐ろしい』そこまで感じた寺社は本当に少ない寺の一つです。

この恐れを感じたはのはどうも歓喜天から発せられるものだという説が。

でもご安心ください。この恐怖は善い行いをした方には感じられず、悪い行いをした人、心に疚しさがある人にだけ感じる恐怖であり、歓喜天は人の心を見透かすと。怖いですね。

『歓喜天は怖い』抜け人は許さない『歓喜天信仰』

歓喜天は古くから存在する守護神の一人で歓喜天信仰につながる一度信仰するとし続ける事が義務づけされ、信仰を辞めてしまうと授かったご利益が剥奪され倍返しの罰を受けると言う位、その後利益はたいそう大きいものだと信じられる信仰。まるでイスラム教の様。

特に有名な逸話の一つに歓喜天は関西では古くから信仰されていて、関東では信仰される方が少ないこと。これは徳川家康が歓喜天のご利益を独占するために江戸では抜け人は許さず、もし辞めれば倍返しの罰を与える怖い話を作り『歓喜天信仰』を関東に広めなかったと言う逸話もあります。

そんな歓喜天を祭るのがこの寶山寺なんです。

奥の院

奥の院へは伽藍の横を通り抜けて更に山門をくぐり抜け、山頂の方へ目指します。

お地蔵さまに木々の木漏れ日が生い茂ってとてもキレイ。階段沿いにお地蔵さまがズラリと並び、参道を歩く我々をずっと見られているよう。参道は苔だらけでスリップ注意。

この寶山寺は24時間開山している寺なので、この奥の院にも真夜中に参拝する方もおられるそうだ。

トイレ事情

ザ・昭和のトイレがまだここに残っています。もうこのタイプのトイレに出会うことは日本全国そう多くはないと思う。

昔なら当然だったあのトイレの激臭がw。子供の頃のトイレははこうだったなぁとノスタルジックな気分にひたれます。

鳥居

両脇に灯籠が並ぶ階段の参道から見る景色がまた懐かしい感じ。車で行くとこの参道は歩けないので、バックしてわざわざ行く価値ありですよ。

参道

生駒新地

昔ほどでは無いにしろ令和の今も現役で新地としての機能があるようです。

9月には万燈会で境内には燈明がひき詰められられる光景や、12月には大根だ炊き等の年中行事も多くあり、お気に入りの場所です。

生駒山 寶山寺(生駒聖天)

生駒山の中腹に位置する宝山寺は、商売の神様を祀る日本三大聖天のひとつ。現世利益を求める多くの人々の信仰の寺として、古くより栄えてきた。生駒山中に約10年の年月をかけて完成した伽藍には、山中の寺院ならではの独特な寺院建築物が並び、そのそれぞれには様々な神様・仏様が祀られている。高台から望む眼下の風景と、寺院周辺を含めたこの場所ならではのノスタルジックな雰囲気の中を歩きながら、ほかでは感じられない“非日常”の世界に出会ってほしい。

ますます訪ねたくなる奈良

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